Facebookに「Facebookに広告を掲載」ページがあります。広告をするときに都道府県や年齢、性別、他学歴などいろいろな条件でターゲットを絞り込むことができます。そのときに広告の対象となる人数が表示されます。今回それを利用して Facebook の利用者動態を調査して全体像を把握してみようと。ちょっと期待薄ですが、Facebookの仕様が変わらなければ毎年実施して、見てみたら何か発見があるのではないかと。
調査の内容は、性別構成、地域別構成、人口当たりシェア、年代別構成の4つ。
集計方法
- 2012/9/17に調査を実施
- 「Facebookに広告を掲載」の広告の対象に表示される数値を集計。数値に誤差あり。
- 数値は「厳密年齢ターゲット設定を有効にする」がオンの状態で抽出
- 人口当たりシェアの都道府県別人口数は、平成22年国勢調査(総務省統計局)都道府県・市区町村別主要統計表から
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/GL08020103.do?_toGL08020103_&tclassID=000001037709&cycleCode=0&requestSender=search - 年代別の人口当たりシェアの年代別人口数は、年齢(5歳階級)、男女別人口(平成24年3月確定値、平成24年8月概算値)の平成24年8月1日現在(概算値)から
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?lid=000001099960 - 13~19歳 (C2) は、年齢(5歳階級)、男女別人口の10歳から19歳までの人口数
Facebook登録者数 (日本に住んでいる)
14,840,980 人
人口当たりシェアは、11.59%。男性12.43%、女性10.75%。10人に一人がFacebookに登録。
普及曲線にならうと、アーリーアダプターレベルと言うところ。16%を越えるとボリュームゾーンのマジョリティに届いて爆発するかも。今後重要な局面を迎えそうだ。
男女別の性別構成は、
地域別に見てみると、
東京が 7 割近くと圧倒している。これはFacebookに居住地を登録していないことが原因のようだ。詳しくは祝1000万人突破記念。日本のFacebookについて調べてみてびっくりしたことのエントリーが参考になる。
都道府県別の人口で割った人口当たりシェアを見てみると、東京の人口13,159,388人に対して78.76%。実に10人に8人がFacebook登録者に。他の都道府県は居住地を登録している分、見る価値はありそうだが。
年代別構成は、
F1、M1層と普段からネットに馴染んでいる若い年代。就職活動でFacebookを使っているからだろうか。そんなに女性に使われているのかなぁ。と疑問に思って条件で絞り込んだり。一人で複数のアカウントを取っていたり、他人の名前を偽ったなりすましとかもあるのでは。人口当たりシェアは、20~34歳 女性 (F1) の人口10,440,000人に対して42.09%。
Facebook利用者動態調査 Japan 2012
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