WordPressプラグイン「Custom Post Type Widgets」に Search Widget を追加しました

カスタム投稿タイプで活用できるデフォルトウィジェット WordPressプラグイン「Custom Post Type Widgets」をアップデートしました。

今回のアップデートでは、新たに Search Widget を追加しました。

投稿、固定ページ、カスタム投稿タイプで絞り込み検索ができます。

また、Search Widget と Comments Widget には Custom Post Type すべてを対象にできるようにしてみました。

開発裏話

今回いろいろ手を入れて、ウィジェット独自にキャッシュ機能があったのを削除したり、全面的にリファクタリングをして、コード数もざっくり減らすことが出来ました。

一番悩んだことは、Search Widget は GitHub でプルリクをいただいたのですが、うまく機能しなかったこと。
書いたプラグインがダメではなく WordPress 本体の方。個別ページだけの検索絞り込みができない。

ググってもあまり分からず、WordPressで検索の絞り込みノウハウが書いてあるブログ記事を見てもなぜか投稿ページだけの絞り込みに関してはたくさんあるが、ページに関してはほとんどなかったり。

ということでソースコード (wp-includes/post.php) を読むと、個別ページを作成する register_post_type には、publicly_queryable に false が設定されており、フロントエンドで post_type クエリが実行できないようになっています。(なぜそうなっているのか開発フォーラムを見ても経緯がよく分からなかったのですが...)

実際、?post_type=page でアクセスしても post_type が破棄されて (unset)、裏で revision以外すべてのタイプ (any) が検索対象になったりします。

個別ページだけの検索絞り込みをするために対処したことは、検索ページが表示される時に、pre_get_posts にフックして破棄された post_type を再度追加してみました。

他のアプローチとしては、register_post_type で登録されたものを変更してもいいのではと思ったのですが、そもそも register_post_type を実行途中で変えていいのか、検索時だけなので影響範囲を考えるとこれでいいのではないかと。
また、register_post_type の変更方法がわからないというのもあります... 誰かどういうアプローチがあるのか教えてください。

おかげさまで

WordPressプラグイン「Custom Post Type Widgets」は2015年1月にリリースして一年あまり。海外の開発者に反応が良く、プルリクをいただいたり、段々使われるプラグインに育ちつつあります。カスタム投稿タイプを使ったテーマ開発に是非使ってみてくださいね。

ダウンロード & インストール

WordPress の公式プラグインページ

ライセンス

GNU General Public License v2.0 (GPLv2) licenses

開発

GitHub

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